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母乳の味がまずいと赤ちゃんは飲まない?まずくなる原因と対処法

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現在では、粉ミルクの改良も進み、ミルク育児をするママもたくさんいますが、赤ちゃんを母乳で育てるママも多くいらっしゃいます。

赤ちゃんは母乳で育てるもの、というイメージが強い人もいるのではないでしょうか?赤ちゃんも、母乳を美味しそうに飲んでいる印象がありますよね。

しかし、時に赤ちゃんが母乳を飲もうとしない時があります。飲ませようとすると泣き出す子もいます。

そんな反応が赤ちゃんにあったら、もしかしたらそれは母乳がまずいというサインかもしれません。

そこで今回は、

・母乳の味がまずいのはどんな状態?
・母乳の味がまずくなるのはどうして?
・母乳の味をおいしくするには?

といった方に、母乳の味がまずくなる原因やその対処法について詳しくご紹介します。

母乳にも味がある!?

母乳にも味がある

母乳はママの血液から作られます。母乳をあげれば、当たり前のように赤ちゃんが飲むことから、味なんてなさそうな感じがします。

しかし、ママは母乳を与える側なので味がわからなくて当然なのですが、実は母乳にも味があります。

まずい母乳の特徴や原因については後述しますが、美味しい母乳と普通の母乳でさえ、味も質感も違うのです。

美味しい母乳はさっぱりとした甘みがあり、サラサラとしていて色も透明で青みがかっているといわれており、普通の母乳はサラサラというより、少しとろみがあって白色、お米をといだ後の水のような色をしています。

まずい母乳の特徴

まずい母乳の特徴

美味しい母乳と普通の母乳だけでも、味に差があります。

では、まずい母乳はどんな味がするのかというと、まず質感が普通の母乳のようにとろみがあるどころか、ドロドロとしています。色も黄色っぽくなり、もちろん甘みはありません

その味は酸っぱいという人もいれば、しょっぱいと称する人もいます。こんな母乳を毎日あげていると、母乳を食事とする赤ちゃんでも嫌がってしまうのがわかる気がします。

母乳の匂いも違う?

他にも、まずい母乳の場合には、黄色ではなく濃い白色をしていたり、味が辛い、後味が悪いという特徴もあります。

また、美味しい母乳とまずい母乳を比較してみると、匂いも違います。

美味しい、と聞いてイメージするのは、食欲をそそる匂いや味と同様、甘い感じを想像しますが、美味しい母乳は無臭であるといわれています。

母乳を嗅いでみて、匂いがしなければ美味しい母乳の証拠というわけです。

その反面、まずい母乳は独特な匂いがします。食事をする上で匂いも大事になってきますが、母乳の場合には匂いがしたら要注意です。

赤ちゃんは母乳の味をわかっている

赤ちゃんは母乳を飲むもの、という先入観から味なんて気にしていないように思われがちですが、赤ちゃんも味を感じています。

もちろん、赤ちゃんが授乳を拒否する理由には、母乳がまずいという理由の他、そもそも母乳自体が出ていなかったり、乳頭混乱、上手くおっぱいを赤ちゃんがくわえられない、病気などのさまざまな理由が挙げられ、母乳がまずいのが原因でないことも十分に考えられますが、味の良し悪しを赤ちゃんが感じていることを、ママは理解することが大切です。

母乳がまずくなる原因は?

母乳がまずくなる原因

授乳期間中は、母乳が赤ちゃんにとっての食事になります。そう考えると、赤ちゃんとしても美味しいものが一番ですし、育児をするママにしても、赤ちゃんが味をわかっているのなら尚更、美味しい母乳をあげたいと思うところです。

しかし、母乳がまずくなってしまうそもそもの原因は何なのでしょうか?母乳をまずくしてしまう原因をまとめると以下の通りです。

母乳をまずくしてしまう原因を知って、赤ちゃんに美味しい母乳をあげましょう。

ママの体調不良

授乳をしている時期は、育児や家事と何かと忙しく、ママは自分自身のことを疎かにしてしまいがちです。ちょっと体調が悪くても、我慢してしまうママもいるでしょう。

そうした、ママの心身の体調も母乳の味に影響を与えることがわかっています。

身体面でみれば、睡眠不足や疲労具合、冷え性を代表とする血行不良が挙げられます。精神面ではストレスが原因に考えられます。

また、血行不良に関しては、元々、母乳が血液から作り出されることもあって、質にも影響が出るといわれています。

精神的なイライラも、母乳をまずくしてしまうだけでなく、母乳の出を悪くしてしまう原因にもなりますので注意が必要です。

母乳が古いか新しいか

食事をする時、鮮度の高い食材は古い物より美味しく感じます。それは母乳も同じことで、母乳がまずくなる原因には鮮度が関係していることもあります。

やはり、できたてほやほやの母乳よりも、長い時間溜まっていた、いわゆる古い母乳は美味しくありません。

基本的に母乳は、3時間以上経ってしまうと古くなり、まずくなるとされています。

乳腺炎など、お乳トラブルの原因にもなりますので、ママ自身も搾乳を行うなど気を付けるようにしましょう。

ママが口にする食べ物

母乳がまずくなる原因で有名なのが、ママが口にする食べ物です。ママでも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

母乳に含まれる栄養素は、ママが摂取した物で作られています。つまり、ママが口にした物が母乳に直接反映されるわけです。

特に、甘い物や脂っぽい物、ジャンクフードなど、カロリーの高い、脂肪の多い食材を摂取すると、母乳がドロドロになりまずくなりがちです。

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食生活が乱れがちだと気付いたら、サプリメントで対処するのも一つの方法です。

ドロドロの母乳はまずいだけでなく、赤ちゃんにとって飲みにくい母乳とされているので、できれば摂取を控えましょう。

運動不足

ママの体調不良に通ずるものがありますが、母乳がまずくなる原因には運動不足が関係していることもあります。

何度も繰り返しますが、母乳は血液から作られているので、身体を動かさないことによる血行不良で、母乳がまずくなってしまうのです。

また、運動不足によりストレスが上手く解消されないことも理由に挙げられます。運動不足は血液の循環を悪くしてしまうので、母乳の味が悪くなるだけでなく、母乳の出を悪くしてしまうこともあります。

育児中は疲労から運動を避けてしまうママが多いので、食事と同様、意識して注意したいところです。

生理が関係していることも

母乳の味が変わってしまう原因には、ママの生理が関係していることもあります。通常であれば、ママが赤ちゃんに母乳をあげている時期に生理になる可能性は低いですが、絶対にならないというわけではありません。

生理の経血も、母乳と同じようにママ自身の血液から作られます。そのせいでまずくなるというわけではありませんが、母乳の味が薄まってしまうのです。

薄まるだけなので、まずいとは異なりますが、急な味の変化に赤ちゃんがまずいと感じてしまうこともあります。

生理が原因の場合、生理が終了すれば味も戻るので、そこまで神経質になる必要はありませんが、母乳が美味しくなくなる原因の1つとして覚えておきましょう。

母乳がまずいままは危険?

母乳がまずいままは危険

母乳をまずいままにしておくと、赤ちゃんが授乳を拒否するだけでなく、ママ自身にも悪影響が出てしまう恐れがあります。母乳は、赤ちゃんに飲んでもらえなければ溜まる一方です。

溜められたまま、飲まれない古い母乳がまずくなるのはご説明しましたが、母乳が溜まってしまうことで、ママが乳腺炎になってしまったり、詰まるなど授乳トラブルを引き起こすことも考えられます。

酷い場合には発熱してしまうケースもありますので、母乳がまずいようであれば改善をして、赤ちゃんに飲んでもらうことが大切です。

母乳の味を確認するには

母乳の味を確認するには

ママにも悪影響が出てしまうことを考えると、母乳の状態は事前に察知しておきたいところ。とはいえ、母乳が美味しいかまずいかというのは、普段生活をしている中ではわかりにくいものです。

だからといって、気付かないうちに味が悪くなって、赤ちゃんが飲まなくなってしまうのも困ります。

母乳の良し悪しはどのように確認したらいいのでしょうか。その方法について紹介すると次の通りになります。

1つ1つ方法を試す必要はありません。ママのやりやすいと思う方法で、母乳の状態を確認しましょう。

赤ちゃんの様子を見る

まずい母乳の場合には、赤ちゃんが態度で示すことがあります。

飲ませようとすると泣いてしまういった授乳拒否だけでなく、飲んだとしても、もどしてしまったり乳房を噛んでしまうこともあります。

また、母乳がまずくても飲む赤ちゃんがたまにいますが、その場合には身体に影響が出ることもあります。

まずい母乳は消化しにくいためです。そのため、態度で示さなくても便秘や下痢、おならをすることが多い、乳児湿疹や鼻水などの症状で、母乳がまずいことがわかることもあります。

母乳を飲んでみる

母乳の良し悪しは味にも特徴があらわれるので、ママが自分で飲んでみるというのも母乳の状態を確認する方法の1つです。

授乳拒否などの赤ちゃんの態度や、身体にあらわれる症状は、時に母乳がまずいことが原因でない可能性もあるので、確実に確かめるにはこちらの方がわかりやすいといえます。

がっつり飲む必要はなく、味見するくらいの気持ち、搾乳したものを指先で舐めるのだけでも構いません。

最初は抵抗があるかもしれませんが、ママにとってもこの方法が一番わかりやすいといえます。

母乳の色を確認する

味と同様に、色合いを確認するのも母乳の状態を知る方法の1つです。

母乳の色を見るわけですから、確認する際には、色付きではなく白いタオルを用意し、そのタオルに少し搾乳するようにして下さい。

この時、母乳は時間の経過によって色に変化があるため、搾乳してすぐに色を確認することが大切です。

また、母乳の状態を色合いで確認する時は、産後数週間経過してから行うようにしましょう。

産後すぐの頃は初乳と呼ばれており、色合いが母乳の状態関係なく、薄い黄色い色をしているため参考にならないからです。

母乳の色合いで状態を見ようと考えているようであれば、産後数週間経過してから行って下さい。

赤ちゃんの髪の状態も確認しよう

上記に挙げた確認方法に比べると、確実性は低くなってきてしまいますが、母乳の状態が赤ちゃんの髪の毛にあらわれるという話もあります。

母乳がまずい状態だと、赤ちゃんの髪の毛が逆立ちます。髪の毛の状態は、赤ちゃんによってさまざまなため、もとから逆立ち気味の子もいます。

そのため、逆立っていたからといって必ずしも母乳がまずくなってる、と言い切ることはできませんが、参考までに覚えておきましょう。

母乳のまずくならない対処法は食事改善

食事改善

母乳がまずくならないようにするには、まず食事を改善していくことが大切です。

母乳をドロドロにしてしまう、チョコレートなどの甘い物や揚げ物、添加物が多いインスタント食品は避け、野菜や脂の少ない鶏肉、海藻類、味噌やひじきなど、バランス良く栄養を摂取すると美味しい母乳になります。

それでも常にバランスの良い食生活を送ることは難しいので、マルチサプリメントなどを頼るのも良い方法です。

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また、授乳中は煙草や香辛料が多く使われている物も、母乳に影響を与えてしまうとされていますので、そういった事にも注意して食事をするようにしましょう。

ただし、母乳を美味しくするのに一役買ってくれる食材であったとしても、食べ過ぎは禁物です。

栄養価が高いものでも、たくさん食べれば良いというわけではありません。

場合によっては、お腹の調子を崩したり、悪影響が出てしまう恐れもありますので、栄養が偏らないように、バランス良く食事を摂るようにしましょう。

小まめにストレス発散もしよう

ストレス発散も

母乳がまずくなる原因からもわかるように、生活習慣を整えることも美味しい母乳を作るのに大切なことです。

産後はどうしても赤ちゃん優先になってしまい、自分自身を労わるのがママには難しいかもしれませんが、家族にも協力してもらいながら、小まめに休憩を挟んだり、時にはストレスを発散する時間も作るようにしましょう。

また、母乳がまずくなる原因には運動不足も挙げられていますので、無理な運動は控えて欲しいところですが、散歩など適度な運動もしてみて下さい。

母乳の状態は定期的に確認を

定期的に確認を

赤ちゃんが授乳拒否をしてしまう前に、母乳の状態を定期的に確認することが大切です。

時期としては、初乳のことも考えて産後1ヶ月以降から。3日に1度くらいが望ましいですが、あまり神経質になりすぎるのも精神的に良くありませんので、ママのできる範囲で行うのがベストです。

授乳中は、美味しい母乳を赤ちゃんに飲ませてあげましょう。


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