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赤ちゃんが授乳でえずく原因は?えずく時の対処法

産後、母乳育児をしようと考えるママは多いと思いますが実際に始めてみると、乳首に痛みを感じたり、赤ちゃんが上手く飲んでくれなかったりとさまざまなトラブル、悩み事が襲いかかってきます。

赤ちゃんがおっぱいを飲んでいる最中にえずいてしまうこともあります。
赤ちゃんがおっぱいを飲んでいるとママも満たされるような幸せな気持ちになりますが、その途中でえずいてしまう様子を見ると一転、不安になってしまう人も多いはず。

そこで今回は、

・赤ちゃんが授乳中にえずくのはなぜ?
・どうすれば授乳中にえずかなくなる?
・授乳中にえずいたら病院に行く必要はあるの?

といった方に、授乳時に赤ちゃんがえずいてしまう原因と対策について詳しくご紹介します。

「えずく」とはどんな症状なの?

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まとめ

えずくとは、吐き気をもよおしたり吐いてしまったりすることで、赤ちゃんに関しては戻すことは少ないものの「オエッ」と吐いてしまいそうな様子を見せることが多いとされています。

その症状は飲んでいる最中に見せることもあれば、授乳する前や後にえずく赤ちゃんもいたりとさまざまです。
その回数も1回きりのことではなく頻繁に見られることもあるため、おっぱいをあげるママにしてみると母乳の質や授乳が嫌いなのかと心配になってしまうママも多いです。

授乳中の赤ちゃんの様子

授乳をする際、赤ちゃんは落ち着いて上手におっぱいを飲んでくれそうなイメージがありますが、実際のところは暴れることもあればぐずることもあり、生まれてすぐは上手に飲めないことも珍しくありません。

そのため、授乳中にえずいてしまうことに関しても、個人差があるとはいえ赤ちゃんには珍しいことではなく、えずいた後は何事もなくケロっとしている子も少なくありません。中には飲んだ母乳を戻してしまっても、またおっぱいを飲もうとする赤ちゃんもいます。

授乳中にえずく原因とは

赤ちゃんがえずいてしまうのを見ると、赤ちゃんが平気そうな様子であっても心配になってしまうママは多いです。
いくら赤ちゃんがケロっとしていてもえずいている最中は苦しそうに見えてしまいますし、授乳中以外では見られないとなると余計に不安になってしまうママも少なくありません。

それでは赤ちゃんが授乳をしている時にえずいてしまう原因には、どんな理由が考えられるのでしょうか。
考えられる原因について見ていきましょう。

空気がお腹に溜まっている

おっぱいを飲んでいるだけのように見える赤ちゃんですが、おっぱいを飲むと同時に空気も一緒に呑み込んでしまっています。
そのため、赤ちゃんはお腹に空気が溜まってしまい、さらに赤ちゃんは自分でゲップを上手くできないため、ママがサポートしなくてはスムーズに空気を吐き出すことができずに、えずいてしまいやすいのです。

授乳中に赤ちゃんがえずいてしまうタイミングは赤ちゃんによってさまざまですが、特に授乳後にえずく様子が見られるようであれば、この原因を疑っても良いかもしれません。

無理にゲップをさせる必要はない?

しかし、ママによっては無理にゲップをさせる必要はないと聞いたことがある人も多いはず。粉ミルクに比べて母乳は空気を飲み込みにくいという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
確かに、赤ちゃんがゲップをしないようであれば無理にさせる必要はありません。

ただし、その際に注意したいのが赤ちゃんの様子です。ゲップをしなくてもご機嫌であったり、眠りそうであればあまり問題ないようですが、ゲップをしないにも関わらず苦しそうだったり、グズってしまうようであれば注意が必要です。

おっぱいがマズい

母乳を飲んでいる最中にえずく様子が赤ちゃんに見られるようであれば、母乳の質が悪くなっていたり、味が悪くなっているなど赤ちゃんが母乳をマズいと感じている可能性が高くなります。

ママも知っての通り、母乳はママが口にしたものが反映されやすいです。
青魚を食べれば生臭くなりますし、脂っこいものや甘い物を食べ過ぎれば、ドロリとした母乳になってしまいます。溜まってしまった母乳など古い母乳は新鮮な母乳よりも質が劣り、味も良いとは言えません。

嫌いな物やマズい物を食べてえずいてしまった経験は大人にもあると思いますが、赤ちゃんにも同じことがいえるでしょう。

母乳の出が良すぎる

母乳の出が良すぎてしまうのも、赤ちゃんが授乳中にえずいてしまう原因の1つに挙げられます。

母乳の出はママの体質にもよるので個人差はあるのですが、母乳の出が良いとシャワーのように勢いよく出てしまったり、下着や服を濡らしてしまうこともあります。過剰に出てしまう場合には、母乳パットを何度も換えなくてはならない人もいるほどです。
それだけの勢いと量で母乳が出てしまうため、赤ちゃんが適量以上におっぱいを飲んでしまうことから、えずいてしまったり、吐き戻してしまう赤ちゃんもいるとされています。

また、母乳の出が良すぎることからえずくだけでなく、溺れたような状態になってしまい、むせてしまう赤ちゃんもいます。

赤ちゃんの胃の形

母乳の味や飲み込んでしまう空気による影響だけでなく、赤ちゃんの胃の形がえずく原因になっていることもあります。

胃の形なんて大人とたいして変わらないような気がしますが、実は赤ちゃんの胃はまだ食道と胃のつなぎ目が未発達で、逆流を防ぐことがあまりできず、大人よりも縦長にできていることから逆流しやすい構造をしています。

そのため、そんなにおっぱいを飲んでいない場合でもえずいてしまうこともあります。
実際、授乳後にママが抱き方を変えたり、赤ちゃんを横にしたりするなどのちょっとした刺激でもお腹のものが逆流してしまうこともあります。

大きさにも関係がある

赤ちゃんの胃はあの小さな身体に収まっていることからもわかるようにとても小さく、その容量は30~50mlとされています。
そのため、胃の限界を超えた母乳を飲むと収まらなくなってくるため、赤ちゃんがえずいてしまうこともあります。

特に生まれてすぐの赤ちゃんは自分の限界量がよく理解できていないため、飲み過ぎてしまうことが多く、えずいてしまうだけでなく吐き戻しをする赤ちゃんも少なくありません。

胃は成長と共に大きくなっていくので次第に問題は解消されていきますが、ママも飲ませる量を気を付けてあげるといいでしょう。

病院には行くべき?

吐いてしまうわけではないけれど、えずいている時の苦しそうな様子やその回数が多いとママとしては心配になってきてしまう人も多いはず。

えずいてしまう原因には、他の病気が絡んでいる可能性も十分に考えられますので自己判断は禁物ですが、基本的に赤ちゃんがえずいてしまう原因には胃の形など生理的な要因で引き起こしている場合も少なくありません。
そのため、元気そうであったり、その後もおっぱいを欠かさず飲む、体重が増えているようであればあまり心配をする必要はないとされています。

ただし、何度もお伝えしているように自己判断は禁物です。不安な点があったり、ママ自身が気になるようであれば病院に相談するようにしましょう。

保健センターの利用

ママの中には吐き戻しているわけでもないのに、病院に相談するのは気が引けてしまう人もいるでしょう。
赤ちゃんのことなので不安に思うことがあれば遠慮せずに相談に行って欲しいところですが、そんなママに利用してもらいたいのが地域の保健センターです。

地域によって育児相談、ベビーサロンと名前が少しずつ異なり、対応の仕方も少しずつ違っているので、利用する際には事前に確認しましょう。
赤ちゃんに関しての相談も受け付けており、予約が必要になりますが保健師などが自宅へ訪問相談をしてくれる場所もあります。
近くにそういった施設がない場合でも、電話で対応してくれる所もあるので育児で忙しいママにもオススメです。

他の病気の可能性も

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赤ちゃんが授乳中や授乳後にえずいてしまう場合、生理的な原因や母乳に原因があるだけでなく、病気のサインである可能性も考えられます。

授乳中にえずいてしまうことで、可能性として考えられる病気についてご紹介します。
しかし、これらの病気以外にも赤ちゃんが引き起こす病気はいくつか考えられます。ここでは3つほどしか挙げていませんが、えずいた後に赤ちゃんに元気がなかったり苦しそうな様子が見られる場合には、自己判断せず病院に相談するようにしてください。

腸閉塞

授乳中にえずいてしまうだけでなく、嘔吐も見られる場合には他の病気のサインである可能性も考えられます。その1つが腸閉塞です。

ただし、赤ちゃんは胃の形などから元々吐き戻しをしやすいので、赤ちゃんが吐いてしまうことがあればまず、その色を確認することが大切になります。
授乳中に吐き戻してしまう場合には母乳の色と同様、乳白色をしていることがほとんどなのですが、腸閉塞になってしまっている場合は、胆汁が混じるため緑色になります。

胃食道逆流症

赤ちゃんの中には授乳中にえずく様子が見られるだけでなく、咳き込んでしまうこともあります。
授乳をしていて咳き込んでしまう場合には、母乳の出が良すぎて溺れている状態になってしまっていることも考えられるのですが、そのほかに胃食道逆流症を引き起こしている可能性もあります。

GERD(ガード)と呼ばれることもあるこの病気は、その名の通り胃にある物が食道へ逆流してしまうもので、症状が酷くなると呼吸困難や肺炎など他の臓器に炎症を引き起こしてしまうこともあります。
そのため、1日に何回も吐いてしまう、赤ちゃんの顔色が悪い、体重が増えないなどの様子が見られる場合には、迷わず病院を受診するようにして下さいね。

自然に治まることも

赤ちゃんはまだ逆流を防ぐ胃と食堂のつなぎ部分が未発達のため、この病気に関しては赤ちゃんには珍しくない症状とも言われています。
そのため、成長と共に発達してくることで自然と症状が収まる場合もあります。

ただし、この病気は悪化してくると赤ちゃんの栄養不足や逆流性食道炎などの病気に繋がってしまうこともありますので、赤ちゃんが苦しそうであればやはり、病院を受診することが大切になります。

ウイルスの感染

えずいたり、嘔吐してしまっても赤ちゃんが元気な様子を見せることは多いですが、そういった症状に加えて下痢があったり、発熱が見られるようであればウイルスに感染している可能性もあります。

この場合、個人差があるとはいえ赤ちゃん自身は元気であったり、おっぱいもきちんと飲む場合が少なくないため、ママも判断が難しいところかもしれませんが、赤ちゃんはまだまだ免疫力が弱いため放っておくと症状が悪化してしまう恐れもあります。

発熱や下痢の症状が見られる場合には何らかの病気にかかっている可能性を考えて、早めに病院を受診することが大切です。

対処法はあるの?

何か不安な点があれば他の病気の可能性も考えて病院を受診したほうがいいですが、病院へ行く以外に自宅できる対策はないものでしょうか。

授乳時のえずきを軽減する効果が期待できる対策について見ていきましょう。
ただし、効果は赤ちゃんによって差がありますし、原因によっては全く効果が期待できない場合もあります。
まずは原因を見極めて、その原因に合った対策を赤ちゃんにしてあげましょう。

寝かせる時の体勢を考える

授乳後にえづく様子が見られる場合には、寝かせる時に上体を少しあげるように寝かせてあげるようにすると、えずくのを和らげる効果が期待できます。

赤ちゃんの胃は逆流しやすい構造をしているため、横に寝かせるだけでも吐き戻してしまうことがあります。
そのため、授乳クッションなどを使用して上体を少し高くしてあげたりと頭の位置を上にするようにしておくと、胃の入口が上になりますので逆流する可能性が低くなるとされています。

横にして赤ちゃんを寝かせる際には、右側が下になるように横向きに寝かせるのもポイントです。窒息の危険性を防ぎ、また胃と腸が繋がる出口の関係で消化がスムーズにできるため吐き戻しも少なくなるとされています。

おっぱいの調整

ママの母乳の出が良すぎるのも授乳中にえずく原因になってしまうため、赤ちゃんがむせたり、胃の中が苦しくなることがないように、ママ自身で母乳の調整をしてあげることも対策の1つになります。

赤ちゃん自身が自分の限界量をわかっていないため、時間を決めて授乳量を調節するのもいいですし、時間を測るのが面倒な場合には搾乳をして量を調節したり、授乳前後におっぱいをマッサージしてあげる方法もあります。

小まめにゲップをさせる

粉ミルクに比べれば空気を飲み込むことが少ないとはいえ、おっぱいを飲んでいても空気を一緒に飲んでしまうことはあります。
赤ちゃんがえずく原因には、そうして溜まった空気が引き起こしていることも考えられるため、吐き戻しの対策と同様、ゲップをさせて空気を胃から出してあげるのも対策になります。

通常、ゲップは授乳後にやるのが一般的ですが、赤ちゃんが空気を多く飲み込んでいる印象があれば、授乳中からゲップを小まめにしてあげるのもいいでしょう。
無理にゲップをさせる必要はありませんが、全くゲップをする気配がない場合には、授乳後にすぐに横にしたりせず、少しの間抱っこして様子をみてあげるといいでしょう。


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